アゲハの幼虫

うちにはミカンとレモンの鉢植えが一つずつあるけど、アゲハの卵の産み方をみると、どうもミカンの方が人気らしい。従って、幼虫もミカンの方がわんさかいて、レモンの方は疎ら。。。青虫くらいになると食べる葉っぱの量もハンパではなく、結果的にミカンの木は禿げ上がってきて、レモンはまだ余裕な感じ。このままでは、ミカンの木の幼虫くんが餓死してしまうため、幼虫くんの移住作戦を開始しました。

まずは、葉っぱか何かを持ってきて、その上にミカンの葉っぱの上の幼虫をのせ、レモンの木ではその逆のことをする。。。が、これがなかなか上手くいかない。新参者の葉っぱには警戒心を示すのか、こちらの葉っぱには、なかなか乗ってこず、無理やりこそげ取ろうとすると、いま乗っている葉っぱの上に、死に物狂いで捕まってる。それでもなんとか捕獲に成功し、レモンの木に移そうとすると、今度はなかなか定着しない。折角レモンの葉っぱに載せてやっても、風が吹いたりとちょっとした振動で、コロンと地面に落ちてしまう。

よくよくみてみると、幼虫くんは。どこかから糸を出して、その糸の粘着力で葉っぱにくっついているみたいです。だから、葉っぱから離しても、糸が付いてると、ミノムシみたいにフラフラとぶら下がってて、幼虫くんはそこから回復しようと必死にもがいてる。。。うーむ、しがみついてるのは、糸の力だけではないかな?いずれにしても、1センチ程度の大きさなのに、なかなかの力です。

で、レモンの葉っぱに置いたばかりのとき、なかなか定着しないのは、まだ糸を出してないからかと。。。(仮説)

幼虫くんは、葉っぱの上を這い回る中で、ズルズルと糸を出しながら足場を固めていくのかな。例えば、自分の糸に絡まって身動きが取れなくなったりすることってあるのかしら。。。

幼虫ひとつとっても観察すると、これまで知らなかった発見があって、小さいながらも一生懸命生き抜くための工夫をしてるんだなと感じます。